理念実現コンサルティングをしたいと思った理由はなんですか?
自身の跡取り娘体験からです。というのも、父が64歳で独立し、中小企業を立ち上げました。11年が経過した時にアトツギがいないということで、”それなら私が”と父の会社に入社しました。機械製造の会社で社員は10名いましたが、皆さん技術者で、私は全くの文系門外漢。何を売ってるのかもよくわかっていませんでした。
そんな中、社内で不正が発覚、会社の状況は悪くなる一方で、跡取り娘として”私は何を引き継ぐんだ?””何を基本に考えればいいの?”と、疑問がわくばかりでした。
父には、胸に秘めた想いはあったようですが、元々、あまりそういうことを語るタイプではなかったので、社員には伝わっていないと感じました。
結局、社員全員と事業を取引先に譲渡する形で終わり、私自身は中小企業診断士資格を取得していたこともあり、経営コンサルタントとして独立しました。
もっと早く理念やビジョンを明確にして、社員と共有できていたら、別の未来があったのではないか、そういう想いがあり理念実現コンサルティングをしたいと思いました。
そんな中、社内で不正が発覚、会社の状況は悪くなる一方で、跡取り娘として”私は何を引き継ぐんだ?””何を基本に考えればいいの?”と、疑問がわくばかりでした。
父には、胸に秘めた想いはあったようですが、元々、あまりそういうことを語るタイプではなかったので、社員には伝わっていないと感じました。
結局、社員全員と事業を取引先に譲渡する形で終わり、私自身は中小企業診断士資格を取得していたこともあり、経営コンサルタントとして独立しました。
もっと早く理念やビジョンを明確にして、社員と共有できていたら、別の未来があったのではないか、そういう想いがあり理念実現コンサルティングをしたいと思いました。
理念実現コンサルティングを行うことで、ご自身が得られたものはなんですか?
まずは自分自身のクレドを作りました。クレドがあることで、自分が社会人になって勤めた企業の経験や教えが、自分自身の肥やしになっていることに気づきました。そして、仕事で大切にしている行動規範を言葉にすることができました。デスクで常に見えるところに置き、どんな仕事もクレドに則っているかを確認するようにしています。
名刺型のクレドカードにして、知り合った方にお渡しすることで、常に気を引き締めてお仕事をしなくては!という気になります。
名刺型のクレドカードにして、知り合った方にお渡しすることで、常に気を引き締めてお仕事をしなくては!という気になります。
理念実現コンサルティングを通じて、どんな価値を提供していきたいですか?
例えば、仕事を通じて、どんな自分になりたいのか、自社は周囲の方とどんな関係性を築き、影響力を発揮したいのかを言語化することで、新たな発見がある。理想の未来に一歩近づけるといったように、1人でも多くの経営者さんや社員さんが「働く=生きる」が楽しいものになれば良いなと思います。
中本 美智子
大阪リコー㈱にて営業アシスタント、帝人㈱にて営業事務、㈱ブレーンセンターにて営業職、NPO法人の運営等、様々な仕事に従事。その後、大阪府吹田市議会議員にチャレンジし当選、3期12年を務める。この間、大阪市立大学大学院、関西学院大学大学院にて公経営について学ぶ。2015年から父の会社に跡取り娘として入社するもM&Aすることになり、中小企業診断士として独立開業。公的機関での経営相談、経営計画策定や補助金申請等の支援を行っている。